企業でPCやメール、APIからRCSを送信するならCM.comへ
RCSとは
RCS(リッチコミュニケーションサービス)とはGSMAによって開発された携帯電話向けのインスタントメッセージングのための通信プロトコル規格です。
難しそうに聞こえますが、スマートフォン同士がリアルタイムでメッセージをやり取りするための共通ルールで、プロトコルの違いで、携帯ユーザー側にとっては、どのアプリで、どのようなことができるかが異なってきます。
RCSはSMS(ショートメッセージサービス)のように携帯電話番号宛に送信することができ、SMSと異なり、画像や長文、ことができる新しいメッセージアプリケーションです。
RCSは企業から顧客にメッセージを送信するには革新的で最適なツール
正直、個人間のコミュニケーションはLINEなどその他のメッセージアプリが存在するので、利用する機会が少ないかもしれませんが、企業から顧客に連絡をする、通知をする場合には革新的な、最適なツールとなります。その理由を以下に述べます。
1.電話番号宛に送信できる
SMSの最大のメリットである電話番号宛に送信できるという点はRCSでも同様です。メッセージを送るためにお友達になる必要や、メールアドレスのように長い文字列を顧客から取得する必要なく、携帯電話番号で送信できるのは企業が顧客にメッセージを送信するには最適です。
2.SMSと異なり長文が送れる
RCSは最大3072文字(プラスメッセージで受信する場合には2730文字)を一度に送信することができ、最大文字数まで一通として計算され、一通単位で課金されます。
SMSは一通70文字で最大10通までしか送れず、さらに一通ごとに課金されるので、RCSを利用した方が費用対効果が良い場合があります。
3.SMSと異なり画像やPDFが送れる
SMSはテキストのみ送信ができる仕様ですが、RCSではテキストのみならず画像やPDFを送信することができるので、利用用途が広がります。
今までSMSを送信していた企業は、RCSを利用または併用することによって、よりさまざまな目的で顧客に読まれる、効果的なメッセージを送信することができます。
4.双方向のやり取りができる
RCSはLINEと同じように企業がメッセージの送信だけでなく、受信者と双方向でのやり取りができます。
コールセンターやカスタマーサポートなど、従来電話対応をしていたケースでも、RCSでテキストでの対応が可能となります。チャットボットの利用で、対応を全てAIに代用することができコスト削減の実現ができます。
4.なりすましができない
近年、企業が顧客宛にメッセージを送信する場合になりすましが問題になっています。なりすましとは、実際に存在する企業ではない別の第三者がその企業になりすまし、詐欺目的でメッセージを送信するものです。
RCSは各キャリアの審査を受け、アカウントが付与されます。メッセージを受信した時に表示される送信者名にチェックマークがつき、第三者が勝手に作成できない仕組みですので、受信者は怪しむことなく、100%安全なメッセージを受信できます。
6.受信時に携帯電話で通知が受けられる
SMS、LINEと同様、RCSも受信時に通端末側で通知を受けることができます。Emailのようにスマートフォンのアプリに自分でメールアドレスを登録することなく、標準機能で通知を受けられます。そのため企業の送信したメッセージは気づかれやすく、既読率を上げることができます。
このように、RCSは今まで企業が顧客にメッセージを送信する際の課題だった点が全て克服されており、企業はRCSを利用することで顧客に安心を与えながら便利で読まれるメッセージを送信することができます。
企業からのRCSを受信、企業にRCSで送信できる携帯アプリ
RCSは特定の携帯のアプリで送受信します。
アンドロイドではGoogleメッセージアプリ、Iphoneではメッセージアプリを利用してメッセージの送受信をすることができます。
さらに、プラスメッセージアプリでも送受信することができます。
2026年3月1日現在、アンドロイド端末のGoogleメッセージ、IphoneのメッセージアプリはキャリアによってRCSに対応しているか否かが異なります。
以下キャリア端末ごとにRCSの受信可否、受信可能アプリについて解説します。
Android端末
KDDI: SMSの送受信で利用しているアプリのGoogleメッセージ、または+メッセージアプリでRCSを送受信することができます。
Softbank:すでにSMSの送受信で利用しているアプリの+メッセージアプリで利用できます。2026年3月18日からGoogleメッセージアプリでもRCSを送受信することができます。
Docomo:すでにSMSの送受信で利用している+メッセージアプリでRCSを送受信できます。
Rakuten:RCSで送受信はできません。
なお、Googleメッセージとプラスメッセージのアプリ両方が携帯電話にインストールされている場合にはどちらでメッセージを受信するか設定画面で選択することができます。
iPhone端末
KDDI:SMSを送受信しているアプリ、メッセージアプリでRCSを送受信できます。
Softbank:プラスメッセージアプリをインストールするとRCSを送受信できます。
Docomo:プラスメッセージアプリをインストールするとRCSを送受信できます。
Rakuten: RCSで送受信はできません。
今後RCSの各キャリアの対応状況は変更しますので、随時アップデートいたします。
RCSを企業が送信する方法
企業がRCSを利用するにはCM.comのようなメッセージ配信事業者でRCSの企業アカウントを作成し、事業者が提供するツールで配信します。
具体的にCM.comのサービスを例にとって、企業がRCSを利用する方法を説明します。
1.APIでRCSを送受信する
RCSの送信、受信APIをシステムに連携することで、システムからRCSを送信、受信することができます。SMSでの自動フォールバックの機能もついているのでRCSが届かない、例えば楽天などの端末にはSMSを自動で送信することができます。
2.管理画面からRCSを送受信する
インターネットに接続し、CM.comの管理画面にログインをするだけでRCSを送信、双方向のやり取りをすることができます。
一斉送信の場合には100万件まで一度に送信できます。双方向のやり取りをする場合には双方向のやり取りに特化したサービスがありますので、複数人がそれぞれ企業アカウントから顧客とコミュニケーションをしたり、チャットボットを利用したりすることができます。
3.メールソフトからRCSを送信する
CM.comでは利用しているメールソフトやメール配信機能からRCSを送信することができます。
例えば、gmailやoutlook、人材業向けマッチングシステム PORTERSのメール配信機能などから開発不要で、すぐにメールと同じ要領でRCSを送信することができます。
使い慣れたメールと同じようにRCSを送信したい企業にはおすすめです。
RCSの導入事例
日本では新しいサービスのためオランダの総合病院 Amphia HospitalのRCSの導入事例を紹介します。
導入目的
Amphia Hospitalは患者との安心でわかりやすいコミュニケーションの実現を目的としてRCSを導入しました。
RCSは送信元が認証マーク付きの名前で表示されることで患者がメッセージがなりすましではなく本当にAmphia 病院から来ていることを確信できるようにすることで安心を提供しできます。
さらに画像や動画、リンク、書類などを添付して患者にわかりやすいメッセージを送信することができます。
RCSの活用方法
Amphia HospitalはRCSで予約内容を患者に送信したり、個人用ポータルへのリンクの通知を送信しています。さらに、チャットボットを利用して顧客との質問にRCSで回答できるようにしました。
また、受付のミスや待ち時間の省略のために、患者の来院時にQRコードをRSCで送信し、患者が病院内の受付システムにスキャンをすることで自動で情報がシステムに登録されるような仕組みを構築し運用しています。
RCSの利用効果
RCSを利用することで以下の効果がありました
・安全性の向上
RCSは送信元が認証され、公式マークが付くので患者が病院からのメッセージだと認識できることで詐欺メッセージではないかという懸念を減らすことができました。これにより安心感、信頼感を向上させることができました。
・患者の利便性や理解度が向上
患者が病院がRCSで画像付きのメッセージを受信することで理解がしやすくなったり、リンクからすぐにアクションをすることができたり、取得したメッセージに返信する形でチャットボットで必要な情報を取得することができたりと患者側の利便性や理解度が向上しました。
・病院の予約から受診までのプロセスの最適化
RCSを利用することで、従来SMSで送信できなかったQRコードを患者に送信することができるので、QRコードを利用した受付手続きができるようになりました。これにより受付を効率化することができ、予約から受診までの一連の流れをスムーズにすることができるようになりました。
・病院のブランディングの確立
Amphia Hospitalはオランダの病院で初めてRCSを導入しました。RCSをいち早く取り入れることにより先進的な医療体制を確立した病院というブランディングに成功しました。
RCSのおすすめ活用シーン
おすすめのRCSの活用方法を目的ごとにご紹介します。
1面談や面接、打ち合わせの設定に
人材紹介や人材派遣会社が候補者との面談設定の場合にRCSを利用するとLINEのようにチャット形式でやり取りができます。
RCSを企業が送信する場合、LINEのように事前にお友達になる必要がなので、候補者からの登録があるとすぐにRCSで候補者に連絡を取り、そのまま面談設定まで進めることができます。
企業のアルバイトや面接の設定や法律事務所、行政書士事務所など初回相談前に聞いておきたい情報を取得する際にもRCSは有効です。
2アフターサポート、カスタマーサポートに
小売やアパレルなど商品を購入した後のアフターポートやカスタマーサポートにも利用できます。
例えば、コールセンターに架電してきた顧客に対して、待ち時間が生じる場合、RCSを送信し、RCS上で問い合わせ内容を取得し、チャットで解決することもできます。
また、顧客が問い合わせフォームから商品の変更や返品などを希望する場合に、RCSを送信し、商品の状態を確認し、代替品の送付先住所の取得までRCSで行うことがきます。
AIチャットボットなどを併用することで全てAIに任せてコスト削減を行うこともできます。
3重要な連絡事項、緊急連絡通知に
RCSはなりすましができないので、企業側が疑われない、安全なメッセージを顧客の端末に送信することができます。
そのため企業が顧客に対して読まれたい重要な連絡事項や、緊急の通知の目的での活用もおすすめです。画像や動画などをメッセージに添付してさらにわかりやすいメッセージを送信できます。
4,予約の確認や変更に
予約のリマインダーをRCSで送信することもおすすめです。なぜならRCSは双方向でのやり取りができるので、顧客が予約時内容に変更がある場合にそのメッセージに対して返信することができます。顧客側の変更を連絡する手間を省くことで無断キャンセルのリスクも少なくなります。
企業がRCSを利用する際の注意
RCSを企業が送信したり、顧客とやり取りをする際に利用する場合に企業側が注意すべきことがあります。
RCSは企業側からメッセージを送信することで顧客側の端末が返信することができます。企業側からメッセージを受信していない状態で顧客から企業側のアカウントへRCSでメッセージを送信することができません。
この点が同じメッセージチャネルの中でもLINE公式アカウントやWhatsApp Businessとは異なる点です。
RCSで顧客からメッセージを取得したいときは、まず、双方向SMSの電話番号を顧客に共有し、その電話番号宛にSMSを顧客から送信してもらい、電話番号情報を取得し、その電話番号宛に企業からRSCでメッセージを送信し、顧客にそのメッセージ宛にRCSで返信してもらうフローになります。
なお、その場合でもCM.comを利用するとSMSの送信からRCSの送信までを自動化したり、さらにRCSでのチャットの自動化まで全ての自動化を実現できます。
RCSを利用するならCM.com
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