既読機能とは
既読機能とは、自分から送ったメッセージを相手が既に読んだかを確認できる機能です。
既読であるかがわかると、メッセージ送信後に読んでくれたかどうかを一目で確認できるためとても便利です。特にビジネスでは配信されたメッセージが、受信者側で「開封済み」であるかを確認できることは重要です。
企業から個人宛にメッセージを送る場合、相手が既読したか、未読であることを把握できることで、次にどのような行動を取るかを判断しやすくなります。
逆をいえば、相手がテキストを視認していなければ、電話や他の媒体で通達する方法も検討しなければなりません。
普及率の高いLINEのように既読機能が備わっていれば困ることもありませんが、電話番号宛に送れるSMSは既読機能がついていません。
ただ同じ携帯電話番号宛に送れるiMessegeや+メッセージを利用することで、既読確認は可能ですので、一つ一つ確認していきましょう。
SMSの既読機能について
上述のようにSMSの既読は、個人で利用する場合は確認することができません。
LINEやMessengerといったメッセージアプリにはありますが、SMS(ショートメッセージ)には付いていません。
SMSと同様に携帯端末宛にメッセージを送信するツールのなかで、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア共通メッセージアプリである「+メッセージ」は、既読機能が付いています。
また、アップル社が販売する端末同士で利用できる「iMessage」にも付いており、SIM配信後に「開封済み」と時間を確認することもできます。
+メッセージとiMessageは、どちらも既読機能を任意でオン/オフできるようになっているため、既読確認ができるかは送信側の設定次第です。
プラスメッセージの既読
+メッセージ(プラスメッセージ)は、SMS同様に電話番号宛にメッセージが送れるサービスで既読確認ができます。
2018年5月から大手キャリア3社(docomoやau、SoftBank)が共同提供をスタートした、RCS規格のサービスです。
2021年11月時点で、2500万人以上の利用ユーザーがおり、徐々に国内でも認知されつつあります。Iphoneユーザーはアプリをダウンロードする必要があるものの、一部のAndroidユーザーは標準搭載されています。
大きな違いは、+メッセージであれば2,730字までの長文の送信ができます。加えてLINEのように、動画や画像、スタンプ、位置情報をなどを送受信できます。
法人利用の場合は、審査を経て公式アカウントを発行できるのが特徴です。
関連リンク:プラスメッセージとは?特徴や法人アカウントの利用や活用例を紹介
iMessageの既読
iMessageとは、Apple社が提供するiPhoneやiPadに搭載されているメッセージアプリです。
iPhoneユーザー同士であれば、送くったメッセージが開封されると「開封済み」とチェックマークが表示され、各端末で既読確認を確認することができます。
既読機能に加えて、メッセージの送受信時刻を表示することができるため、何時に開封されたかも合わせ確認できます。
しかし、この機能は、受信先の端末が開封証明機能をオンにしてい場合のみ、メッセージの開封時刻が表示される仕様となっております。逆に受信者側がオフにしている場合は、開封時間が表示されることはありません。
1点、注意点としては、送信先の端末がAndroidや他のOSの場合や、開封確認ができないことは覚えておきましょう。
法人なら既読確認ができる
ここまで個人利用でのSMSの既読ついて説明してきました。法人のSMS配信サービスを利用する場合、開封状況を確認できるものがあります。
ビジネス利用すれば、SMSに記載した到達率やURLのクリック率をもとに既読確認が可能です。
多くの場合、SMSの配信数に対して、到達、不達、テキストに差し込んだURLのクリック数や率、メッセージを開封した日などを確認することができます。
なお、SMSの配信結果は3ヶ月前までしかプラットフォーム上では確認できないのでデータを管理したい方は毎月データを保存して管理するようにしましょう。
SMSが既読されやすい理由
ここでは、SMSが既読されやすい理由を紹介していきます。
ショートメッセージの特徴として、一般的に80%以上の開封率があると言われています。
開封率の高さからビジネスでの利用も増えてきているので、SMSのメリットを理解し、ビジネスシーンで活用しましょう!
開封率が高い
携帯電話番号宛に送ることができるSMSは、TwitterやInstagram、Eメールなどから送られるダイレクトメッセージと比較しても開封率が高いサービスです。
調査を発表している会社によっては異なりますが、Eメールの開封率は約10-20%と言われている一方で、SMSは開封率は80-90%以上あると言われております。
SMSは開封率の高さからも読み取れるように、確実に読まれるメッセージツールとして認知されており、重要情報や支払督促、予約のリマインドなどで利用されています。
ショートメールはポップアップで既読されやすい
SMSが読まれる要因のひとつとして、SMSは自動受信され、携帯電話上にポップアップ表示されることがあげられます。
設定で表示をオフにすることもできますが、デフォルトではオンになっているため、気づいてもらいやすいのです。
事実、ショートメール受信時に、ポップアップ表示されることもあり、「ついついテキストをクリックしてしまう」「なんでかわからないけど読んでしまう」という声もあります。
この視認性の高さを活かして、本人確認証やワンタイムパスワードや重要通知として利用が進んでいます。
携帯電話番号は変更されにくい
携帯電話番号の変更は年々減ってきており、一度取得した番号に高い確率でSMSを届けられる可能性があります。
一方、Eメールアドレスは無料で簡単に複数作成できるため頻繁に変更する人も多くいますが、携帯電話番号を変える人は少ないことも、SMSの開封率が高い起因します。
変更されにくい理由には、MNP(携帯電話番号ポータビリティ)が浸透したことで、携帯電話番号を変えずに、既存で契約している携帯電話を新規で契約するキャリアに引き継ぐことができることも大きいです。
また若年層から高齢者までがスマホを持つ時代となってきため、年代問わずにSMSを送受信できます。
本人確実性が高い
SMSの宛先となる携帯電話番号はキャリアとの契約時に本人確認が確認された方のみに電話番号が発行されます。
本人確実性が高いことから、セキュリティ対策の一環としてアプリやWebサービスのSMS認証として利用され、利用者の情報流出や外部からの不正アクセス防止対策と導入されています。
SMS認証はセキュリティ性が非常に高い通知手段として利用でき、迅速に本人かくできるため、あらゆるビジネスでの利用が増えています。
セキュリティ及び本人に必要な情報を適切に届けられるという点は大きな魅力でしょう。
メッセージが埋もれにくい
受信ボックスに溜まりやすいメールと異なり、SMSは埋もれにくいという特徴も開封率の高さに繋がっています。
またSMSは自動で迷惑メールへ振り分けられることもありません。そのため気づいてもらいやすいのです。
受け手は情報に簡単にアクセスすることができ、受信ボックスから必要な情報を探し出す手間もかかりません。
関連リンク:SMSが届かない?メッセージが送れていない原因や解決策を紹介
SMSには文字数制限がある
既読率・開封率の高いSMSですが、1点注意するポイントがあります。それは、SMSで送れる文字数に制限があることです。
長文のメルマガを送ることで差別化をしてきた企業にとっては悩む点かもしれません。
しかし、SMSで送れる文字数も増えています。従来は日本語で70文字まででしたが、最近の機種では670文字まで送れるようになってきています。
ただし、70文字の制限がある古い仕様のスマホ・携帯電話の機種に対しては注意が必要です。
長文SMSを送信した場合は、一つのメッセージが70文字程度おきに分割して送られるといったことが起きてしまいますので気をつけるようにしましょう。
SMSで既読状況も把握できる
CM.comのSMS配信サービスでは、SMSの既読状況を把握することができます。
加えて、ショートメッセージの履歴や、配信結果をキャンペーンごとに確認できるため、次にどんな対策を打てばよいかを検討しやすくなります。
さらに、メッセージと一緒にURLを添付すればクリック率を検証できます。
クリック率の高さによって顧客がコンテンツに抱く興味関心度合いを確認できます。それらをもとに対象に配信リストも作り、メッセージを送ることも可能です。
SMSの既読状況を知り、ショートメールを有効活用!
SMSの既読確認は基本的に個人ではできませんが、iMessage、+メッセージ、法人SMS配信サービスであればメッセージの既読状況を確認することができること紹介しました。
ポイント
- 個人は既読状況を確認できない
- iMessageと+メッセージは既読確認可能
- 法人はサービスによって既読確認可能
CM.comではSMS配信サービスは、ショートメールの既読状況を確認できるだけでなく、その結果に基づいた次のアクションまで起こしやすいシステムになっています。
SMSの既読状況を確認しながら効果検証をし、PDCAを回すことで効果的なマーケティングを行いましょう。配信したメッセージが開封済みかどうかを確認したい方はCM.comのSMS配信サービスをご検討ください!