既読機能とは
既読機能とは、自分が送ったメッセージを相手が既に読んだか確認できる機能です。
LINEやMessengerといったメッセージアプリにはありますが、SMS(ショートメッセージ)には付いていません。
SMSと同様に携帯端末宛にメッセージを送信するツールのなかで、ドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア共通メッセージアプリである「+メッセージ」は、既読機能が付いています。
また、アップル社が販売する端末同士で利用できる「iMessage」にも付いており、さらにiMessageなら開封した時間を確認することもできます。
+メッセージとiMessageは、どちらも既読機能を任意でオン/オフできるようになっているため、既読確認ができるかは送信側の設定次第です。
SMSの既読機能について
SMSはフィーチャーフォンの頃からあるサービスで、専用のアプリをダウンロードしなくても携帯電話番号さえ知っていればメッセージを送信できます。
前述のとおり、個人向けのSMSには既読機能がないため、ショートメールが開封されたかどうかを確認することができません。
法人サービスなら既読の確認ができる
ただし例外として、法人向けSMS配信サービスを利用すれば、SMSに記載した到達率やURLのクリック率をもとに既読確認が可能です。
多くの場合、SMSの配信数に対して、到達、不達、テキストに差し込んだURLのクリック数や率、メッセージを開封した日などを確認することができます。
なお、SMSの配信結果は3ヶ月前までしかプラットフォーム上では確認できないのでデータを管理したい方は毎月データを保存して管理するようにしましょう。
SMSは既読されやすいメッセージ
SMSは既読を確認することはできませんが、SMSの既読率は高いことで知られています。
Eメールの開封率は約10%であると言われている一方で、SMSは開封率は80-90%以上あると言われているため、確実に読まれるメッセージツールとして認知されています。
携帯電話で受信した際にはポップアップで表示されることもあり、「ついついテキストをクリックしてしまう」「なんでかわからないけど読んでしまう」というのが受信者の声でもあります。
ショートメールはポップアップで既読されやすい
SMSが読まれる要因のひとつとして、SMSは自動受信され、携帯電話上にポップアップ表示されることがあげられます。
設定で表示をオフにすることもできますが、デフォルトではオンになっているため、気づいてもらいやすいのです。
この視認性の高さを活かして、本人確認証やワンタイムパスワードや重要通知として利用が進んでいます。
携帯電話番号は変更されにくい
Eメールアドレスは無料で簡単に複数作成できるため頻繁に変更する人も多くいますが、携帯電話番号を変える人は少ないことも、SMSの開封率が高い起因です。
基本的に携帯電話番号はキャリアとの契約時に本人確認が確認された方のみに電話番号が発行されます。
さらにMNP(携帯電話番号ポータビリティ)が浸透したことで、携帯電話番号を変えずに、既存で契約している携帯電話を新規で契約するキャリアに引き継ぐことができることも大きいです。
このMNPの運用に関するガイドラインが改正され、携帯電話会社を変えるときの手続きが便利になったこともあり、ますます携帯電話番号を変更する人は減っていくでしょう。
メッセージが埋もれにくい
受信ボックスに溜まりやすいメールと異なり、SMSは埋もれにくいという特徴も開封率の高さに繋がっています。
SMSは自動で迷惑メールへ振り分けられることもありません。そのため気づいてもらいやすいのです。
受け手は情報に簡単にアクセスすることができ、受信ボックスから必要な情報を探し出す手間もかかりません。
SMSには文字数制限がある
既読率・開封率の高いSMSですが、1点注意するポイントがあります。それは、SMSで送れる文字数に制限があることです。
長文のメルマガを送ることで差別化をしてきた企業にとっては悩む点かもしれません。
しかし、SMSで送れる文字数も増えています。従来は日本語で70文字まででしたが、最近の機種では670文字まで送れるようになってきています。
ただし、70文字の制限がある古い仕様のスマホ・携帯電話の機種に対しては注意が必要です。
長文SMSを送信した場合は、一つのメッセージが70文字程度おきに分割して送られるといったことが起きてしまいますので気をつけるようにしましょう。
SMSの既読状況も把握できる
CM.comのSMS配信サービスでは、メッセージの開封状況を把握することができます。
加えて、ショートメッセージを送った過去の履歴や、配信結果をキャンペーンごとに確認できるため、次にどんな対策を打てばよいかを検討しやすくなります。
さらに、テキストメールと一緒にURLを添付すれば、URLのクリック率が検証できます。
クリック率の高さによって顧客がコンテンツに抱く興味関心度合いを確認できます。それらをもとに対象に配信リストも作り、メッセージを送ることも可能です。
SMSの既読状況を知り、ショートメールを有効活用!
SMSは既読確認ができないため、戦略的なマーケティングがし難いと思われていた方もいるのではないでしょうか。
ポイント
- 個人は既読状況を確認できない
- iMessageと+メッセージは既読確認可能
- 法人はサービスによって既読確認可能
CM.comではSMS配信サービスは、ショートメールの既読状況を確認できるだけでなく、その結果に基づいた次のアクションまで起こしやすいシステムになっています。
SMSの既読状況を確認しながら効果検証をし、PDCAを回すことで効果的なマーケティングを行いましょう。