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Jun 16, 2022
2 minutes read

コンバージョン率(CVR)とは?計算式や平均となる指標、改善ポイントなども解説

コンバージョン率(CVR)とは、Webサイトやサイトに誘導するWeb広告がどれだけ成果を上げているかを測る重要な指標です。CVRをなかなか伸ばせないと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。  そこで今回は、CVRについての基本やCVRが低い要因、改善方法をご紹介します。

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コンバージョン率(CVR)とは

コンバージョン率(CVR)とは、Conversion Rate(コンバージョンレート)の頭文字を略したもので、ユーザーがWEBサイト、メルマガ、SMS(ショートメッセージ/ショートメール)などから問い合わせや目標地点に達成した割合を示す指標を意味します。

例えば、Webサイトへのアクセス数(ページビュー、またはユニークユーザー数)のうち、Webサイトが目標としている成果(商品購入や資料請求、会員登録、ホワイトペーパーダウンロード、問い合わせなど)を獲得できたのかを把握します。

いくらサイト訪問者の数が多くても、CVRが低ければ意味がありません。逆を言えば、この数値が高ければ高いほど売上に直結します。

そのため、CVRを測定することはWebサイトやマーケティング施策に対する投資対効果を計る上で最も重要な指標と言えるでしょう。

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コンバージョンとは?その意味とマーケティング施策でCVRを改善するポイントを紹介

コンバージョン率(CVR)の計算方法

コンバージョン率は、「きっかけの数」に対する「成果の数」の割合です。

一般的に平均値は1- 3%と言われており、各種マーケティング施策を実行する前の目安の指標として設定されます。

もちろん、業種業界や条件によっては、CVRが10%以上を超えるものもありますので、数値が変動することを考慮してください。基本的にCVRの計算方法については、以下のように求められます。

Web広告運用の場合

マーケティング施策でWeb広告運用を行う場合のCVRは以下のように計算します。

CVR = CV数÷クリック数×100

例えば、100件のクリック(きっかけ)があり、1件のコンバージョン(成果)を獲得した場合のCVRは1%となります。


WEBサイト

Webサイトの指標としてCVRを管理する場合は、以下のように計算します。

CVR=CV数÷サイト訪問数(セッション数)×100

例えば、1,000件のセッション(きっかけ)があり、10件のコンバージョン(成果)を獲得した場合のCVRは1%となります。


CVRとCTRの違い

CVRとよく似た指標にCTRというものがあります。

CTRは「Click Through Rate(クリック・スルー・レート)」の略で、広告の「表示回数」に対する「押された回数」の割合です。以下の計算式で求められます。

CTRの算出方法

Web広告を運用する場合のCTRの計算方法は以下となります。

広告がクリックされた回数 ÷ 広告が表示された回数 × 100


例えば、ある広告が200回表示(インプレッション)され、そのうち10回クリックされた場合、CTRは5%になります。

関連記事:

CTR(クリック率)とは?改善のためのポイント

コンバージョン率(CVR)の平均値はどれくらい?

CVRには一概に目安や平均となる値はありません。なぜなら、サイトごとのCV地点によって変化するからです。CVRの平均は以下3つの要素によってそれぞれ変わります。

①業界や商材の種類

②流入キーワードの種類

③コンバージョン(成果)を何に設定したか

例えば、コンサルティングなどのBtoB業界の平均CVRが10%であるのに対して小売やECなどのBtoC業界は平均3%となっています。

自社のサイトで目指すCVRの平均値が知りたい場合は、同じ業界の似たオウンドメディアの事例を探したり、広告の場合は代理店にCVRが高い事例を聞いたりして傾向を把握するのがおすすめです。


コンバージョン率(CVR)の平均値が低い原因

続いて、コンバージョン率(CVR)の平均値が低い時に考えられることを確認していきましょう。


広告の打ち出し方に問題がある

Webサイトの内容と広告内容が一致しなければ、クリック数は多くてもCVRは低くなるでしょう。

また、運用型広告では、自社商品に対する関心が低いターゲットへの配信が多くなってしまうと、コンバージョンに結びつきづらくなり、CVRが低下します。


ページ構成やコンテンツの質に問題がある

Webサイトのなかにユーザーの利便性を低下させる要素があったり、コンテンツの内容がユーザーの求めている情報とかけ離れてたりすると、CVRが低下する原因になります。

例えば、欲しい情報がすぐに見つからなかったり、文字ばかりで商品のイメージがしづらかったり、

ページの行き来がしづらかったりする場合は、ユーザーのストレスになるでしょう。

「ユーザーがより早く、より簡単に欲しい情報へと辿り着くためにはどうすれば良いか?」という視点を持つことが、CVR低下の防止につながります。


入力フォームの項目が多い

購入や問い合わせをしようと思っても、そのための入力項目が多いと、最終ポイントで離脱され、CVR低下の原因になります。

実店舗で言えば、商品を購入しようと思ったのに、レジの場所がわからなかったり、レジに行列ができていたり、店員の態度が悪かったりすれば、「もういいや」と客は商品を棚に戻してしまうでしょう。

Webサイトにおいても、商品の注文に必要でないアンケートがあったり、入力するページが複数に別れている場合、ユーザーは入力することを煩わしく感じてしまいます。

なるべく入力項目は必要最低限にまとめて、同一ページで完結するように制作しましょう。

コンバージョン率(CVR)の目標設定はどうするか?

WebサイトやWeb広告の運用において、CVRの目標をどの高さに設定するかは非常に重要です。はじめの目標は低めに設定したほうが良いでしょう。

なぜなら、Webサイトは運用と並行してコンテンツの充実やユーザビリティの改善を行い、サイトの質を高めていきます。

Web広告の場合も、はじめから高い効果が出るのはまれで、多くのWeb広告は、ABテストなどを繰り返し、運用をしてから初めてわかる数値を参考に、広告文やキーワード設定を改善していきます。

いずれにしても、コンバージョン率を最初から高くするのは難しいでしょう。しかし、正しく改善していけば、コンバージョン率の最適化に繋がります。

CVR改善のためにできること

ここからはCVRを改善していくためにどのようなこと施策が打てるのか、確認していきましょう。


広告のターゲットを変更する

まずは、ターゲットが適切か見直し、ターゲット層以外のユーザーのアクセスを減らしましょう。訪問数がいくら増えても、ユーザーのニーズと提供する商品やサービスがずれているとCVRは上がりません。

ターゲットの年齢や性別、趣味趣向などを明らかにした上で、それに当てはまるユーザーのみに向けた広告やコンテンツを出しましょう。


広告文やクリエイティブを調整する

広告の内容は、一目見て、ユーザーが「詳しく知りたい」「クリックしたい」と思うようなキャッチコピーやデザインにする必要があります。

ターゲットを明確にすればするほど「私へのメッセージ?」と、興味を抱いてくれます。

広告の目的は、「ユーザーを惹きつける」ことにあるため、広告では説明しすぎないことがポイントです。

「煽り」や「釣り」は避けたいですが、「これはどういうことだろう?」とユーザーが答えを知りたがるような内容にすると良いでしょう。


入力フォームを最適化する

広告配信でCVRを上げるためには、入力フォームの見直しも必要です。広告が読まれていても、入力項目が多いと離脱してしまいます。

本当に必要な項目だけに絞る、自動入力にするなど広告配信の目的に合わせたフォームを設計することが、最終的なCVRを上げる鍵となります。

CROでコンバージョンを最適化する

CRO(Conversion Rate Optimization)が有効とも言われております。

CROとは、サイトに訪れたユーザーをコンバージョンさせるために、ランディングページをわかりやすくしたり、CTAボタンを目立たせたり、フォームを使いやすくしたりすることを実施したりする施策です。

CRO施策はLPOツールやEFOツールなどのツールを使うことで、効率的に実行することができます。CVRを上げるには日々コツコツと改善を積み重ねていくことが必要ですが、少しでも作業を効率化させるために、ツールの活用も検討するとよいでしょう。


Web広告やメルマガ以外でコンバージョン率を上げるにはSMS送信

SMS用のLPを作るイメージ

一般的にコンバージョン率の改善と聞くと、Webサイトやランディングページを作り込んだり、メルマガなどで改善施策を考える傾向があります。

しかし、既に顧客の情報を獲得しているのあればSMSを既存顧客に送信することは1つのマーケティンング施策として考えるべきでしょう。

なぜSMSがコンバージョンアップに繋がるのか

80%以上の開封率を誇るSMSを通じて、顧客を商品ページに誘導する文章とURLを送ることで、ほぼ確実に情報を読んでもらえます。

実際のデータによると、大人の68%以上の知っているブランドやサービスから情報が届くと、興味関心を持つ確率が高いと言われています。

つまり、既にサービスを知っている、購入履歴のある顧客にはSMSのように読まれるメッセージを送信することでコンバージョンにつなる可能性があります。

そこにテキストだけでなく、ランディングページに商品動画や図解などのさまざまな方法で商品をわかりやすく提示することができれば、適切な訴求ができます。

CM.comのSMS送信サービスはランディングページが作り放題

一般的にコンバージョンの改善にはランディングページの改修や作り込みが大切と言われておりますが、それは本当でしょうか?作り込むのに時間を2週間〜4週間、さらにコストを10万〜100万円とかけていたら、顧客の取りこぼしと無駄な支出へとつながりかねません。

一方、CM.comのMobile Marketing Cloudに含まれるSMS送信サービスLP制作ツールを利用すれば、プロのようなランディングページが1日あれば完成します。実際、当社の顧客では数日で商品ページを作成し、顧客を獲得しております。

さらに無制限にLPを作成できるため、送信先の顧客群に合わせて文章を変えたり、ABテスト、CRO、LPOなどを容易に行えるので、効率的にマーケティング施策のPDCAを回すことができます。

まとめ:コツコツとCVRを改善しよう!

コンバージョン率の最適化についていかがでしたでしょうか?

コンバージョンとは何かから?計算方法、平均値、改善策など一通り紹介させていただきました。

Web広告やメルマガ、ランディングページの改善に行きがちですが、既存顧客への改善であれば、CM.comが提供するMobile Marketing Cloudを活用した取り組みは効果的です。

既に購買履歴のあるリピーターに商品情報やメッセージをしたいと考えている方は、CM.comが提供するSMS送信サービスをご検討ください。

サービス内容や料金体系については、以下のお問いあわせボタンをクリックして、ご連絡ください。

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